日本の伝統工芸、伝統の工芸品


インタビュー

Q. 指物は釘などの部品を使わずに、家具などを作るということですが、接合部分などはどのように継いでいるのですか。

A. 指物の接合は「組み手」「継ぎ手」などと言い、字の通り、手だけで接合できるのが基本です。わかりやすくいうと、木の断面にそれぞれ凸凹を作って組み合わせるのです。
多種多様で大きくわけると、①板と板(箪笥・茶棚・箱物など)、②板と棒(飾り棚・座卓など)、③棒と棒(屏風・風炉先・唐木の棚や座卓など)の3つの接合に分けられます。これらは1000年以上の歴史があり、木工建築などにも見られます。
継ぎ手をわざと見せることでデザインの一部としたり、逆に見えなくすることで全体の美しさを強調したり。まさに職人の腕の見せ所です。

Q. 作品を見せていただくと、木地の美しさが目を引きます。木材がこんなに綺麗なんだと改めて思わせるものばかりです。木地を美しく見せるために、どんなことに気をつけていますか。

A. 木も人も、そのままの自然な姿が美しいのだと私は思います。だからあれこれ手を加えるよりも、素を引き出せるような手入れや管理に気をつけています。
木地の模様である杢(もく)は天然のものなので、人の手で作ることができません。木は種類によってそれぞれ性格がありますので、よく見ながら切り分けることが大切です。切った後では戻りませんので、経験がものをいいます。
また、木は植物なので、経年で変化することがあります。これを「(木が)狂う」というのですが、なるべく狂わないように、十二分に時間をかけて乾燥させます。十年から二十年は珍しくありません。長く、調子を見ながら、付き合うことです。子育てや人付き合いと似ているかもしれませんね。
あとは創作する人の感性です。
鈴木工匠・作品一覧
木工指物
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税込み価格
プロフィール
木工指物 木工指物  【栃木県】
鈴木工匠 (スズキコウショウ)


指物(さしもの)とは、釘などを使わずに、木と木を組み合わせて家具や調度品を作る技術のこと。木工家具・茶道具・伝統工芸品など、鈴木の仕事は多岐にわたる。シンプルな造型に、木の模様を活かした作品に定評がある。

素材選びから制作までのすべてを、栃木県小山市にある自宅の工房で管理し、一貫して仕上げていく。そのやり方は50年以上かわらない。なぜか。



木は生き物だ。木材となっても細胞は呼吸を続け、伸縮し、柔らかかったり堅かったり、歪んだり、刃を拒んだり、表情を変える。木を見ることは、家族を見ることに似ている。

しかし、木は言葉を話さない。つまり嘘をつかない。木の生き方は、自分自身だ。

鈴木の技術は、木と会話するための、愚直なまでに真っ直ぐなやり方なのである。
略歴
1970年 中臺瑞真氏に師事
栃木県伝統工芸指定(木工芸 指物)

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