日本の伝統工芸、伝統の工芸品

伝統木版画 摺師

沼辺伸吉 (ヌマベシンキチ)


インタビュー

Q.木版画とは何でしょうか?

A.大別して三種類あります。
①浮世絵木版画(伝統木版画)
②現代版画(新版画)
③創作版画
まずは浮世絵と現代版画の違いは原画です。
浮世絵の原画は、絵師の頭の中にだけあって、実物はありません。
現代版画は原画があります。それを基に版木を彫ります。

それでは細かく見てみましょう。

①浮世絵木版画(代表的な絵師は北斎、歌麿、広重など多数)
版元(企画する会社)

絵師(依頼主のテーマに基づいて絵を描く人)

彫師(絵師が書いた原稿に基づいて版木に彫る人)

摺師(絵師の指示に従い、試し摺りをし見本としての原画を作り、本摺りをする人)

②現代版画
二通りのやり方があります。
・木版画を作るために原画を描き、それに基づいて製作したオリジナル木版画
(代表的な木版画家は吉田博、吉田遠志、川瀬巴水、ポールシャグレーなど多数)
・油絵、日本画などを原画として木版画で製作する版画

③創作版画(代表的な創作版画家は棟方志功、品川工など多数)
絵、彫、摺の役割をすべて本人が行い作製した版画。

Q.木版を摺るという技術で思ったような色を出すのはとても大変なのではないでしょうか?

A.普通の絵画は筆などで直接描いて色を出しますが、木版画の場合は木版を媒体と
した二次的な色となります。そのため、他の印刷では出しえない木版独特の色になります。木と和紙と職人の生命、思いが合わさり、趣のある何とも言えない風情がある表情が出てきます。その中で一番難しい技術の色は和紙に色のムラが無いように均一に摺り込む「潰し摺り」の色です。とても神秘的な奥の深い色で、木版画の究極の色です。

Q.板や紙の種類、気候などによって摺る感覚は違うのでしょうか?

A.全ての要素次第で色の出が変わってきます。
状況が変わってもさまざまな要素を統合して、原画の求める表情を現すことが摺り師の能力であり、役割です。
沼辺伸吉・作品一覧
伝統木版画 摺師
現代版画 ふくろう
1970年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作46cm×58...
伝統木版画 摺師
現代版画 蜂雀
1971年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作46cm×58 ...
伝統木版画 摺師
現代版画 虎
沼辺伸吉摺/吉田遠志作24.2cm×37.0cm(...
伝統木版画 摺師
現代版画 象
沼辺伸吉摺/吉田遠志作24.2cm×37.0cm( ...
伝統木版画 摺師
現代版画 シマウマ
沼辺伸吉摺/吉田遠志作24.2cm×37.0cm(...
伝統木版画 摺師
現代版画 黒豹
1987年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作24.2cm× ...
伝統木版画 摺師
現代版画 寅
1985年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作24.2cm×...
伝統木版画 摺師
現代版画  牛島の藤
1953年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作24.2cm× ...
伝統木版画 摺師
現代版画 箱根神仙郷 竹のお庭
1985年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作24.2cm×...
伝統木版画 摺師
現代版画 梅の村
1951年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作23.9×36 ...
伝統木版画 摺師
現代版画 サンフランシスコ
1985年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作24.2cm×...
伝統木版画 摺師
現代版画 お城
1951年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作24.2cm× ...
伝統木版画 摺師
現代版画 白梅
1955年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作36.8cm×...
伝統木版画 摺師
現代版画 瓢六
1951年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作37.2cm× ...
伝統木版画 摺師
現代版画 春
1955年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作24.4cm×...
伝統木版画 摺師
浮世絵復刻 葛飾北斎 「神奈川沖浪裏」
浮世絵復刻 葛飾北斎「神奈川沖浪裏」
伝統木版画 摺師
現代版画 朝の燕岳
1984年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作24.2cm×...
伝統木版画 摺師
現代版画 夕の燕岳
1984年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作24.2cm× ...
伝統木版画 摺師
現代版画 雪国
1955年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作36.8cm×...
伝統木版画 摺師
現代版画 釣鐘堂
1951年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作37cm×24 ...
伝統木版画 摺師
現代版画 銀閣
1951年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作37cm×24...
伝統木版画 摺師
現代版画 石山寺
1946年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作37.0cm× ...
伝統木版画 摺師
現代版画 みみずく
1968年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作36.8cm×...
伝統木版画 摺師
現代版画 浦安
1951年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作36.8cm× ...
伝統木版画 摺師
現代版画 伊豆長岡 八景園の富士
1962年作 沼辺伸吉摺/吉田遠志作20.4cm×...
 
税込み価格
プロフィール
伝統木版画 摺師 伝統木版画 摺師  【東京都】
沼辺伸吉 (ヌマベシンキチ)


現代木版画家、吉田遠志氏の作品は見たままの風景を木版を媒体として表現しています。それぞれの物体の材質感、存在感などを出すために、木版画の表現技術としてごま摺り(物の材質感を出します)、潰し摺り(摺り込んだ色を出して透明感や空間を出します)、ぼかし摺り(遠近感、陰影を出します)などを使います。

数十色摺り重ねて完成させるので、全体的なバランス感覚も重要です。

吉田氏の作品はごま摺りと潰し摺りの活用が絶妙で筆で描いたようなとても繊細で趣のある味わい深い作品です。この木版画の表現方法を活用し水彩画調、油絵調、墨絵調など様々な目的に応じた作品を生み出す事が出来ます。
略歴
1975年~摺師 中条甲子雄氏に師事
1977年国の選定保存技術として認定された浮世絵木版画の保存団体である浮世絵版画彫摺技術保存協会会員
1978年吉田スタジオ株式会社専属摺師
1995年東京都知事賞受賞
1998年北区区民文化奨励賞受賞
2004年東京都優秀技能者(東京マイスター)認定

このページのトップへ

関連サイト: 高濃度ビタミンC  浮気調査  ペットショップ 自由ヶ丘